コネクトスクールの基本的な専門領域の講師を担当。
一般解剖、生理、運動学を基本にトレーナーとして必要な5つの鍵のうち4つを解説します。
4つの鍵とは「ナレッジ=知識」「テクニック=実演とキューイング」「アセスメント=評価」「プログラミング=構成」であり、これは正しく安全にパーソナルトレーニングを提供する上では必要不可欠です。
近年トレーナーという職業を名乗る人が増えてきていますが、これ等の「重要な基礎」を蔑ろに小手先のテクニックのみを重視した指導者が増えてきています。その結果パーソナルトレーニング中に怪我をさせてしまうといった事故が頻発するようになりました。
ここを読んで頂いている皆さんはより良いトレーナーになることを目指していると思います。そんな向上心のある皆さんも以下の用語に関して正しく理解をしていますか?
「FITTRRの法則」「汎適応症候群」「運動のパラドックス」これ等は基本的なトレーニングの理論や精神反応を説いたものです。このように実はトレーナーが知るべき基本の中でも定義がはっきりしているにも関わらず学びの視野に入らない事柄が多々あるのです。
ではなぜ皆さんがこれを知らないか、皆さんの勉強が悪かったのか?否、答えは「誰にも教わる機会がなかったから」です。
パーソナルトレーナーは「専門分野のエキスパート」である必要があるにも関わらず、大学などで専攻して学ばなければこうした基礎の部分をおざなりにされ続けてきました。
基礎が固まっていないトレーナーでは目の前のクライアントを本当の意味でより良い状態、つまりウェルビーイングへ導く事はできません。
私がお伝えするのはこうした本来トレーナーが持つべき基礎の「知識」と「考え方」の基準です。是非基礎を磨き上げた素晴らしいトレーナーになる為の第一歩を踏み出してください。
パーソナルトレーナーという仕事は専門職=プロです。専門家というのはその分野で一般人とは一線を画するだけの知識や技術が必要であることは言うまでもありません。
しかし今の情報化の社会においては一般人でも非常に多くの知識に触れられるのも事実であり、その結果学びの薄いトレーナーではお客様の知識とトントンであることも多々あります。
☆これに対してスクールでは
トレーナーとしての知識を広く深く学びの中で伝えていきます。これによりプロとしての言葉の幅と理解を広げられることで、正しくクライアントに情報を伝えられるだけでなくプロとして信頼されるトレーナーになるのです。
また、知識をいくら投げかけたところでそれを応用して発展させるにはコツが必要です。
☆これに対してスクールでは
座学と実践をバランスよく行いながら、ロールプレイの中でプロの思考方をお伝えします。幅広く得た知識の組み合わせや知見をもとにして生み出すプロの妙技こそ「知恵」の産物です。学びを続ける中で如何にして「知恵」を閃くタイミングをたくさんご用意できればと考えています。
今現在、パーソナルトレーニングは戦国時代を迎えつつあります。
「ダイエット専門店」「姿勢改善専門店」「ストレッチ専門店」「女性専門店」「ボディメイク専門店」「ストロングトレーニング専門店」など幅広い専門店が乱立してきているのも、この戦国時代の中で生き残るための戦略としては正しいのでしょう。
ところで、あなたがパーソナルトレーナーとして本当にやりたいことはなんなのでしょうか?一人でも多くの人の人生をどう変化させていきたかったのでしょうか?
それを考えた時に自ずとパーソナルトレーナーの本質が見えてくるはずです。
人の人生を運動や生活習慣を通してより良くしたい。そんな思いが多少なりあったのであれば上記に記した専門分野は理論を含めてある程度の理解があり、サービスとして提供ができることは当然でしょう。
つまりパーソナルトレーナーがある一点の分野に特化しすぎている現状というのは、会社の戦略に必要なだけでアナタというトレーナーのあり方には無関係なはずなのです。
自分の知識や技術を振り返ってみてください。老若男女様々な希望や訴えがある人の「健康」に対するサービスにおいて、あなたはどれくらいその人の人生を豊かにできますか?
これからトレーナーになろうと考えている人にまず分かって欲しいのは、「楽な道を進んだトレーナーはクライアントを幸せにはできない」ということです。
そして、それが良しとされて来た時代もそろそろ終わりを迎えるでしょう。
その理由として、
① 国家資格を持った専門家の進出
② クライアントの目が肥えてきている
という2点が挙げられます。
「理学療法士」や「柔道整復師」と言った医療系国家資格を持ったトレーナーが増えて来ている近年では、勉強を深くして来なかったトレーナーよりも「解剖学」「運動学」「生理学」といった人の体についての知見が深いトレーナーが増えて来ています。
また、お客様の目も肥えてきており「効果が出せない」「怪我をさせる」「専門知識のない」という情報はすぐに広まり取り返しのつかない事態へと陥ります。
この事態を打破するにはスタートアップが重要です。専門職としての強いプライドとそれを裏付ける為の学びを続けている同業者を見つけ、その知識と技術を学び盗んでください。
そうすれば今志を強く持っているアナタならば必ずトップトレーナーになれるでしょう。
皆さんの成功を祈っています。